住宅の性能の中でも、家づくりにおいて特に注目されがちな性能のうちの一つである断熱性。
断熱性を上げる方法の一つとして、高断熱の窓の導入が挙げられます。
本記事では、高断熱の窓のメリットと、窓の気密性能についてご紹介します。
以下より、高断熱の窓を採用して、住宅の断熱性を高めるメリットを5つご紹介します。
1. 一年を通して快適に暮らせる
断熱性を高めることで、外の気温が家の中に伝わりにくくなります。
それによって、暑い夏は涼しく、そして寒い冬は暖かく快適に暮らせるようになります。
2. 防音性能が高まる
断熱窓は防音性能にも優れています。
それによって、家の中の音を外に漏らさず、反対に外の音も家の中に聞こえず楽なるため、音に関するストレスを減らせます。
3. 結露しにくい
高断熱の窓は結露しにくいといった特徴も持ち合わせています。
それにより、カビが発生しにくくなるといったメリットにつながります。
4. 電気代の節約につながる
高断熱の窓は室内の温度を保ってくれるため、エアコンやストーブなどの使いすぎ防止に繋がります。
電気代の節約は長期的に見れば大きなお金につながってくるため、是非とも視野に入れたい観点です。
5. 家の耐久性が上がる
高断熱の窓が結露しにくいことや、また腐食もしにくいことから家自体が侵食されていくことも防げます。
また、ダニなどの害虫を発生しにくくさせる効果も持っています。
断熱性と同様に、気密性も上げることで、上記でご紹介したメリットをさらに伸ばせます。
そして、気密性は窓の形によって大きく性能が異なります。
以下より、4種類の窓とその気密性についてご紹介します。
・引き違い窓
こちらは日本において最もポピュラーな窓です。
しかし、気密性はそこまで高くはありません。
・外開き窓
こちらは片方が開くタイプの窓です。
開閉できる上、気密性に優れています。
・はめ殺し窓
こちらは開閉できないタイプの窓です。
気密性には優れています。
・上げ下げ窓
こちらは、上下に上げ下げして開閉するタイプの窓です。
気密性は高くなっています。
これらの他にも窓には種類がたくさんありますが、部屋に気密性を取り入れたい場合は、気密性の高い窓を選ぶと良いでしょう。
今回は、高断熱の窓を導入するメリットと、気密性と窓のタイプの関係についてご紹介しました。
高断熱の窓を取り入れることにはさまざまなメリットがあり、節約にもつながることがわかりました。
本記事を参考に、高断熱、かつ高気密の家づくりを目指してみてはいかがでしょうか。