冬は、冷気によってフローリングの冷えを感じやすくなります。
フローリングが冷たくなると、足元から寒さを感じ、底冷えを招く恐れがあるのです。
底冷えになると身体の不調の原因になるため注意が必要です。
そこで今回はフローリングが冷える原因とフローリングの寒さ対策をご紹介します。
フーリングの冷えでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
1.冷たい空気は下がる性質があるから
冷たい空気は床付近に下がってきます。
冷たい空気は温かい空気と比べて密度が大きく、重いため下がります。
その結果、フローリングが冷える原因となるのです。
2.合板フローリングを使用している
多くの住宅で使われている合板フローリングは、空隙率(くうげきりつ)が低いといった特徴があります。
空隙率とは空気が入る隙間の割合を指します。
空隙率が低いと、床が空気を多く含むようになり断熱性能が弱くなってしまいます。
その結果、フローリングの冷えを感じるのです。
3.床下換気口がある
床下換気口は外の空気を足元から取り込みやすくなります。
床下換気口とは、地面からの湿気を抑える換気口のことです。
底冷えやフローリングの冷えの原因となってしまうため、底冷えを感じたときは、換気口の窓を閉じてみると良いでしょう。
1.ラグやカーペットを敷く
ラグやカーペットを敷くだけでも冷えは十分解消されます。
これらは断熱効果が期待できるためです。
特に、ウールやコットンといった天然素材は吸収性にも優れており、肌触りも抜群です。
床暖房やホットカーペットを使用している場合は敷かなくても問題ありません。
一方で、併用する場合はそれらに対応しているものを選びましょう。
2.フローリング材を変える
先ほどお伝えしたように合板フローリングは断熱性能が低いとされています。
一方で、無垢フローリングは調湿作用があり、常に適切な湿度を保ってくれます。
フローリングは劣化するため、20年程度を目安に張り替えると良いでしょう。
3.断熱材を入れ替える
断熱材は劣化するため、長年使用している場合は断熱性能が失われている可能性があります。
そのため、断熱材が古い場合は断熱材の入れ替えを検討しましょう。
フローリングが冷える原因は合板フローリングを使用していること、床下換気口があることなどが考えられます。
対策として、ラグやカーペットを敷いたり、フローリング材を変えたりすると良いでしょう。
適切な対策を講じて、より快適に生活できる環境を整えましょう。