畳コーナーとはリビングの一部分に畳を敷いたスペースのことを指します。
畳コーナーを採用することでモダンでおしゃれな和室に仕上げやすくなります。
しかし、具体的な用途を考えずに作った結果、失敗したと後悔する方もいらっしゃいます。
畳コーナーを設置する際は高さや形状などの細かい部分も意識することが重要なのです。
今回は畳コーナーでよくある失敗と畳コーナーを設置する際のポイントをご紹介します。
1.仕切りを設けたら圧迫感を感じた
リビングの横に畳コーナーを設置し、仕切りを設けたものの圧迫感を感じてしまったという失敗です。
仕切りを設けることで独立した空間を確保できますが、その分リビングが狭く感じてしまうのです。
2.内装のデザインと合わなかった
近年はおしゃれな畳が増えていますが、どうしても和の印象を与えてしまいます。
そのため、シックなデザインやナチュラル系のデザインには合いにくいのです。
畳はデザインではなく機能性を重視したものであるため、ある程度のデザインは許容する必要があるでしょう。
3.畳コーナーが狭すぎた
リビングのスペースを確保するために畳コーナーを小さめに作った結果、使用用途がほとんどなかったという失敗です。
畳コーナーは4畳程度が一般的ですが、3畳以下だと狭く感じます。
客間として使う目的がある場合は4畳以上のスペースと確保すると良いでしょう。
畳コーナーの高さは20~40センチメートル前後で設計します。
20センチメートルだと上り下りしやすく、圧迫感が出にくくなります。
一方で、40センチメートルだと腰をかけやすくなり、下の空いたスペースを収納として利用できます。
畳コーナーの使用頻度が高くなるような位置に設置すると良いでしょう。
例えば、リビングの横であればくつろぎやすく、使用頻度も高くなることが予想されます。
また、ダイニングに設置すれば畳コーナーで食事を楽しめるでしょう。
畳コーナーの機能性やデザインは扉の有無によって大きく変わります。
扉があると個室として使えますが、圧迫感が出やすくなります。
一方で、扉がないと開放感が生まれますが、視線を感じやすくなります。
今回お伝えした畳コーナーの失敗例は事前に具体的な用途や生活をイメージできなかったことが原因と考えられるでしょう。
そのため、畳コーナーを設置する際は用途をしっかりと考え、高さや扉の有無など細かい部分までこだわることをおすすめします。
家づくりでお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。